STUDIO EL @ BLOG
『スタジオ える あっと ブログ』 略して 『鼻眼鏡』!(ええええ?)
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第十二話 『「黒豹」マティアス』
 マティアスは、その性格と黒い髪の毛に金色の目、そして何より『赤獅子』リアンダーのライバルだから『黒豹』という二つ名がついた。

 最後に剣を交えた時の事をエイレ、いや、隊長は良く覚えていた。






 周りの音が一切聞こえてこない。

 悲鳴も、叫びも、鉄のぶつかり合う音も、まったくしない。

 ただ、目の前の好敵手『黒豹』の、あの眼が焼き付いてはなれない。昂りと喜び、そして激しいほどの執着心。一度狙った獲物は彼が死ぬまで追いかけ続ける、劣情にも似た感情。
 あの眼を『赤獅子』は受け止めていたのだ。

 平然と何事もないように……









 マティアスの姿を見たとたん、やっと沈めたはずの焦りが再発しそうになった。戦場に身を置いたことのない、平和な世界で生きてきたエイレにすればマティアスの存在だけで脅威に感じられた。
 彼からにじみ出る威圧は、エイレの周りの空気をすべて奪い去ったうえに彼女の首を絞めるような、尋常でない居心地の悪さを感じさせる。


 私は、いったい、どうやって、あの眼を受け止めていたんだろう?


 その疑問だけが、何とかエイレの気持ちを落ち着かせていた。他の事を考えてしまったら、彼女は平然となどしていられないだろう。
 そう、例えば…


 エイレがリアンダーだと気付かれてしまったら…







 マティアスはじっとエイレを観察した。その表情には特に何の感慨もなく、興味のない美術品を眺めているようだった。そして、唐突に鼻で笑い、意地の悪い笑みを見せた。その笑みだけで他の男たち二人が息を飲むのが聞こえた。
「バカかてめぇらは?」声こそは静かで落ち着いているが、まるで肋骨の間に薄手のナイフを突き立てられたように男達の体が緊張した。
「知るべき事はただ一つ、こいつが王女か否か、だろ?そしてこいつは」ぐいっとエイレのあごを掴み、無理やり上向かせる「王女じゃねぇ」
 歯を食いしばるエイレとは対称的に、男達は混乱したようだ。
「し、しかし」うち一人は勇気を振り絞って言った「そうなると帰ってそいつが誰なのか知る必要があるのでは―」
「ねぇよ」
 男の言葉を遮ってマティアスは否定した。
「王女じゃないならこいつは親衛隊の1人だ。まぁ、俺たちの裏切り者の可能性も否定できないが、それなら俺の顔を見てここまで反応がないのもおかしい…
 俺達が必要なのは王女ただ1人、こいつが他の誰かだったら引き出せる情報をすべて引きずり出して始末するだけの事だ。だからこいつが誰かなんて関係ねぇのさ」
 さらに顔を近づけてくるので、耐え切れず顔を背けるエイレ。その様子に怒りもしないで、マティアスは愉快そうに笑った。
「でも!」今度はもう1人の男が声をあげた「あなた様はそう断言しますが、こいつが王女じゃない証拠などありもしないじゃありませんか!」
 すうっと、マティアスの表情から笑みが消えた。そしてゆっくりと男達の方を振り向くと、彼らから小さい悲鳴が聞こえた。
「俺の判断が間違っているんだと、そう言っているように聞こえたんだが…俺の聞き違いじゃないよな?」
 失神しそうになっていながらも、勇敢にも男は自分の発言を取り消さなかった。
「わ、私達がそれで良くても、タナトス様とカト様は証拠なしに納得して下さるとは思いませんでしたので!決してマティアス様の判断を疑っているとは微塵も!!」
 真っ青になりながらも男はなんとか言いきった。しばらくその男を睨んでから、鼻を鳴らしてマティアスはエイレに向き返った。


「証拠なら、見せてやる」

 そして、誰もが何か反応を見せる前に、彼は拳を振った。




 脳が、揺れる。




 頬を殴られ、エイレは一瞬眩暈が起こった。首が、肩からもげてしまっても不思議じゃない、そのくらい重く感じた。

 男達が息を飲むのが聞こえ、何だろうと考えが頭に思い浮かべられるよりも前に、もう一発、今度はあご下に拳を受けた。


 椅子ごとエイレの体が後ろへ倒れてゆくが、ものすごいスピードで元の位置に戻された。それと同時にエイレの首も前のめりになり、痛みと酔いで、涙が出た。口の中に酸っぱい物を感じたが、口を開くと声が出てしまいそうだったので飲み込んでしまった。
「どうだ?」マティアスの声がなんとか分かるエイレ「これが王女だったら、俺たちはこんなにも悠長に話していられない、だろ?」
 男達はその後何お互いに呟いたが、反論はないようだ。マティアスもスッキリしたのか、場の空気が多少軽くなった気がした。
「じゃあ、そいつはどうします?頑なに、何1つ言わないし声も上げないのですが」
 拷問の得意な奴等を呼びますか?ともう一人が続けて聞いた。
 彼らはずっとスペイン語で話している。だからここで、エイレは拷問の言葉に反応してはいけないのだ。恐怖で震えたり、顔から血の気を失せたりしてはいけないのだ。
 自分の事に関する情報は、出来るだけ隠さなければならない。


 しかし、エイレは反応してしまった。

 だがそれは、恐怖などではなく、怒りだった。いまだに頭がグラグラするも、エイレは歯をかみしめ男達を前髪の間から睨んだ。



 私の隊員に手を出してみろ
 ただでは、絶対すまさせないからな!




「俺がやる、てめぇらは下がってろ」
 え、と男達は一瞬躊躇ったが、マティアスが睨みをきかせるとそそくさと部屋から出て行った。
 バタン、とドアの音がしまる音がし、エイレは髪を掴まれ、またもや上向かせられた。
「とんだ出会い方だな、え?リアンダーよぅ」
 バッと目を見開く。



 彼は今、なんて自分を呼んだ?



「黙っていても意味ないぜ」マティアスは転生前の言語で言う「昔にお互いを知っていれば、今も認識するんだ。お前はあの下っ端どもの事を知らんから、あいつらもお前が『赤獅子』だと気付かなかった」
 つまり、エイレがマティアスが分かったように、マティアスも自分がリアンダーなんだと、ずっと前から気づいていたのだ。
「……ずいぶんな、挨拶ね…マティアス」
 やっと口を開いたエイレに、彼は純粋に喜んだようだ、まったくもって可笑しな事だけど。
「本当に久しぶりだからな、つい舞い上がってしまったんだ」
「……気づいていたのなら、何で私の事を黙っていたの?王女以外は関係無いと言っても、私は親衛隊隊長『赤獅子』リアンダー。この場で殺されても文句が言えない立場よ」
 ああ、となんともないようにマティアスは相槌を打ち、エイレの髪から手を放し彼女の後ろに回った。
「そうだな…」カチっと音がし、何かが擦れる音がした「あえて言うなら『フェアーじゃない』から、か?」
 リアンダーが彼に最後に投げかけた言葉を、そのまま返した。すると突然、腕の束縛が消え、エイレは自分の手を動かせることができた。訝しんでマティアスの方を見ると彼は口元を片方だけ釣りあげ、フェアーにしたいからな、と今度は足の束縛も解いた。
 手足がジンジンしていて、いまいち感覚が戻っていない。結構長い間拘束されていたのだろう。
「それに、あの下っ端どもはお前の率いる王女親衛隊の恐ろしさを知らないからな、下手の事を言いださないか冷や冷やしたぜ」
 まったくそうとは見えないが。
「高く、評価されたわね」血行の流れを取り戻そうと立ち上がり、フラフラしながらも壁際まで歩いた「で?これからどうするつもり?このまま仲良くお喋りなんてする訳じゃないでしょ?」
 違いねぇ、とマティアスは笑い、『黒豹』の名に相応しい足取りで近づき、ダンっ!と両腕を壁につき、エイレを囲むようにして言った。




「まずはお前が本調子に戻るのを待つさ。
 すべてはそこからだな」




↓あとがき
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テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

マジかよ?!
当たっちゃったーよ?!

PEPSI NEX ブラックダイヤモンドキャンペーン で


デジタルカメラが当たっちゃいましたよ!!


だって、4つの金庫の中の、4つの箱の中の、4つのブラックダイヤモンドの中から本物だと思う物を1つを選ぶんですよ?4×4×4=64で、単純に考えると64分の1の確率ですが、毎回ダイヤモンドは絶対に違う所にあるから、それ以下の確率ですよ、賞品が当たるのは!


それなのに、2回目の挑戦で当たっちゃたよ!


当たるとは微塵もも考えてなく、喜びよりもショックを感じてしまいました。
いやぁ~、ビックリびっくり。

テーマ:絵日記 - ジャンル:日記

ユリウス-『バル側』登場人物
ユリウス-全身像

名前: ユリウス 

家族構成: 孤児院で育ったため、不明

年齢: 17歳

髪色: 金

目の色: 鮮やか緑

身長: 174㎝

性格: 隊長の言うことをほとんど疑いもなく信じている優等生。何事にも一生懸命打ち込むから隊の中では可愛がられ(からかわれ)ている。

特技: 第六感が鋭く、死角からの攻撃をかわしたり、これから起こりうる事を察知できる。


リアンダーが自分の後継者として引き抜いた、右腕的存在。


転生後: アレクサンダー・フォン・ハーツバーグ(男)

テーマ:登場キャラ紹介 - ジャンル:小説・文学

あなたの偽善者度チェック(心理テスト)
腐れ縁仲間のGH偽善者度チェックなるものをやっていたから、私も朝鮮…じゃなくて、挑戦!!

ちなみに先に言っておきますが、私はリアルでは良い人で通ってます!(笑)





あなたの偽善者度はこんな感じ!


腹の黒さ       1%

知的偽善度     62%

勇気ある行動    32%

天使の光      100%



あなたの偽善者度は5%ぐらいで【本当の善人級】です。

あなたは偽善者ではなく、まごうことなき善人です。
この世知辛い平成の世において、あなたのような人が育つことは、天然記念物なみに珍しいといえるでしょう。
あなたの心には微塵の黒さもなく、純粋に自分と他人を愛して、前向きに努力しよう、良くしようという気持ちが満ちています。
しかし、世の中には黒い偽善者がたくさんいるので、その人たちに毒されたり、騙されたりしないように、気をつけてくださいね。もっともあなたには純白の守護天使がついているので大丈夫だと思いますが。


あなたの善人度アップアイテム

天使が降臨するスピリチュアル・ボイス




ほらね!

ね、ね、言ったでしょ? 私は良い人なんだって!
え?冗談言うなって?






だって…

悪魔じゃないもん!




さぁ、皆様のツッコミをお待ちしています(笑)

テーマ:+.+゚d(´∀`*)グッ!! - ジャンル:その他

タートルの大脱出
逃げやがったぁー!!

災難でしたよ、まったく!!


カラが寝る前におトイレ(笑)に行きたかったので外に出してあげたら、目にも止まらぬ速さでタートルも外に飛び出しました!!
タートル(うちの猫)は室内猫なんで、外には出してないです。外が珍しいのか、タートルはたびたび脱出しようとします。(そして、コンクリートに体を擦りつけます)でも基本が怖がりなので家の庭以上に出ません(苦笑)

それでも万が一、という可能性があるので毎回慌てます(泣)

今回も木の下で雨から避難していたので、確保!


その後寝ようと思ったが、思ってた以上に上着が濡れていたので、潔くトップレス(笑)で寝ました。


もう、何でこんな手がかかるかなぁ~(涙)


可愛いから許すけど!

(結局、飼い主バカなのか)

テーマ:絵日記 - ジャンル:日記

北海道スキー旅行 その12

またまた、北海道うまいものシリーズ(笑)
イクラはいくらいただきますか?


スキー最終日、DPの両親に連れられスキー場近くのホテルのバイキングで御馳走になりました

なかなかの品ぞろえで、寿司や刺身、フグの空揚げ、デザート豊富で良かったのですが、一番嬉しかったのはコレ


イクラ丼(イクラかけ放題バージョン)


高いイクラを好きなだけご飯に盛りつけられる!

これまさに贅沢であろう!!




*ブログ拍手、または紫色のロボットの人へのお礼*
肉刺の心配をしてくれたあなたも、オリジナル小説の4コマを喜んでくれたあなたも、その他の紫色のロボットの人皆にお礼を言います!
特に、4コマに結構ブログ拍手していただき、ありがとうございます!!

これからも毎日更新(を目指して)頑張らせていただきます!

テーマ:北海道 - ジャンル:旅行

バル側4コマ ~第十二話予告?~
*注*今回は、私のオリジナル小説『バルドの向こう側』の4コマ漫画を掲載します!いつもの絵日記ではないので、ご了承下さい。*注*




comic2.jpg

冗談ですから(爆)

本編でやっちゃダメでしょ、こんなの(笑)





せっかく話の続きを待ってくれていたのに、私がアップしなかったので申し訳なく思い描きました。この4コマはうだジローさんに捧げます!

テーマ:挿絵・イラスト - ジャンル:小説・文学

一言。
痛いよ~(泣)

午前10:18
説明不足だったので文を訂正しました


ハイヒール、それは女性として避けては通れないものである。

仕事の都合で、ちょっとドレスアップしなければならない事になったので、化粧香水ジュエリー、そしてハイヒールのブーツ!を着けて出かけました。

ハイヒールは脚をピンっとのばしてくれるので、脚がきれいに見えるし、カツカツと歯切れの良い音でできる大人のな感じがします(いや、十分に大人な年齢なんですがね、私)(苦笑)


しかし、見事それが裏目に出ました(泣)


体重がつま先の方に全ていってしまい、親指に圧力がかかり結果肉刺(まめ)になりました!




うううう…何で女性の美は苦痛を伴うものなんでしょうか(滝涙)













では、一言だけ言わせてください……






ハイヒールの靴


なんて、



大っ嫌いだぁ!!!


















P.S.
『バルドの向こう側』は今回お休みです。
すみません、ちょっといろいろと忙しかったので(汗)

テーマ:絵日記 - ジャンル:日記

北海道スキー旅行 その11
ケーキは本当に美味しかった!

B's cafe という所のケーキは、それはそれは、大変美味しゅうものでした!
(何故に古い言い方?)

オーストラリアにいた時のカフェ感覚を満たしてくれる珈琲店は、日本ではなかなか見つからないので(無いのではなく、比べると数が少ないのだ)見つけた時はそれなりに感動ものでした。

ケーキもそれなりに種類があって、一番絶品だったのはクランベリーのミルククレープ!


クランベリーってあまり日本では見かけないですよね?!(少なくとも、私は初めてでした)酸味のきくクランベリーと、甘みたっぷりのミルククレープが合わさったとき、もう美味としか言えぬ最高のコラボレーションでした!

日本のスイーツは良いものが多いが、あのケーキは色んな意味で度肝を抜かれましたvv

テーマ:北海道 - ジャンル:旅行

今更ですが…
つ、痛恨のミスかも?

本当に今更ですね…昨日気付いたばっかでしたけど!


これまで私が描いてきた自画像は、いわゆる鏡で見た姿だったのです。だから髪の毛の流れる方向が反対だったという訳なんです。

何も言わなければ誰も気づかないし気にしない事でしょうが、本人がなんか申し訳ない気持ちになっちゃったので(苦笑)ここで訂正しました。


あ、そうそう。

髪の毛切りましたよ~!


それだけ。
(それだけか?!)

テーマ:絵日記 - ジャンル:日記

朝の日課
これが結構時間がかかるのだ

前にも書いたが、私の髪の毛はセットしても言う事を聞かないのだ、特にちょっと長くなると。
そして↑の絵が、私と髪の毛の激しい攻防である!
(んなアホな)

でも、私が勝つことはほとんどない(泣)


とまぁ、そろそろ髪を切ろ!毛根様から命令を出されているらしいので、明日美容院に行ってきまぁ~す!






*ブログ拍手、または紫色のロボット様へのお礼*
最近拍手が多くて感謝感激です!!
このブログもすでに半年たっているのですが、ブログ拍手の半数以上がこの30日間で押されているのに、吃驚しています!
ちなみに、紫色のロボット様この時のネタです(笑)

テーマ:絵日記 - ジャンル:日記

今日は何日?<続き>
秘密は守ったよ?

え、手抜き?何それ、おいしいの?


とまぁ、その時は約束を守りましたけど、結局ブログに書いちゃいました!(爆)

(ちゃんと『ブログに書くよ』宣言したからオッケイ!!)
(↑そういうモノなのか?)

テーマ:絵日記 - ジャンル:日記

今日は何日?
うお~い?!

早い、早いよママン!!

日は当っているのに、月を間違うなんて(笑)


ちなみに、パエリアはスペインの「炊き込みごはん」みたいな物です。
(ちょっと違うような…)

テーマ:絵日記 - ジャンル:日記

北海道スキー旅行 その10
肌露出注意(笑)

いい湯だな、あははん♪

北海道はやっぱり温泉が多いですね!
私達のいたエリアだけでも、一週間毎日違う温泉に入れます!


全部いい感じなので、感想とリンクを↓に書きました


温泉ゆころ
・地元の人も使ってそうな雰囲気がする温泉、露天風呂有。飲み物持ち込みオッケーで、特にDPがそれにはまりました(笑)。男湯とは塀で遮られているが、その気になれば向こう側に雪玉を投げる事もできます(爆)

ホテルニセコアルペン温泉大浴場
・スキー場のすぐ隣にあるホテルの温泉、露天風呂有。スキー場のすぐ隣だから、ゲレンデを滑るスキーヤーが遠めに見えます(しかし、女湯に限る)

ぽぽろの湯
・露天風呂が屋上!にある温泉。下の歩行者とかが見れるが、こっちが見れるという事は相手も自分たちを見れるという事(爆)一応気をつけた方がいいかも(苦笑)

艶の湯
・とにかく、肌がスベスベになるような気がする天然温泉、露天風呂有。温度も他に比べ低めで、長く浸かる事が出来る。


やっぱ、温泉は良いですよね!

テーマ:北海道 - ジャンル:旅行

第十一話 『最悪の事態』
 だるさが抜け切れてないまま起きようとしたら、目が開かなかった。なんでだろうと触ろうとしたら、手が動かない事に気がついた。
 焦りで喚きそうになったが、その衝動を何とかおさせる事が出来たエイレ。しかし、息は上がったままだ。
 落ち着け落ち着け、と自分に言い聞かせてみたが効果はない。落ち着こうとしても息切れの音でパニックをおこし、パニックしているからこそ息が上がるという、無限ループにはまっているのだ。
 そこで、作戦を変え、自分の息だけに集中した。
 ハァハァと聞こえる音の音量を下げようと試みる。静かにしろ、静かにしろと、その音にいらつく事で、やっと動悸を落ち着かせる事ができた。

 どうやら、椅子に座らせられているらしい。背中に背もたれの感触がするし、自分の手はその後ろに縛られているみたいだ。そしてついでという感じに足首も椅子の脚に縛られているようだ。
 すべて疑問形なのは何も見えないからである。いや、真っ暗闇にいるわけではない。瞼に圧迫感を感じるから、眼隠しがされているのだろうと想像できる。
 なぜこのような状態でいるのだろうと、やっと冷静になった頭で疑問に感じたら、思い出した。


 エイレは、拉致されたのだ。










 ニーシャとの会話を終わらせ、携帯を切る。左手には今しがた買った本がある。本といっても小説類ではない、言語学者の視点から書いた旅行記なのである。このシリーズをエイレは大変気に入っており、新刊が出るたびに買い求めている。
 しかし、ちょっとマニアックな本の為か、エイレはわざわざバスを使って大手書店まで足を運ばなくてはならなかった。それでも苦には感じなかった、それほど好きなのである。
 バス停に着き、少々早かったのかいつもは混んでいる待ち席が開いていたので迷わず座る。本は帰ってからじっくり読むと決めていたので、取り出さずに待つことにしていたが、3分も持たなかった。
 今回はチベットだった。このシリーズでお馴染みの、最初のページにいった国の文字で一つの文が書かれてある。サンスクリットが起源と言われているチベット文字は、確かにデーヴァナーガリーと似ている。両方とも表音文字であるから、見分けるのは難しいと思われるがそうでもない。デーヴァナーガリーの最大の特徴は、各文字が頭線、シローレーカー、と呼ばれる上部の横線画でつながっているのだ。
 まぁ、それはともかく、エイレはチベット文字及びその言語にはあまり詳しくなかった。しかし、それが良いのだ。初めに書かれてある文は、最初は読めなくとも本を終えた頃には解読できるようになっている。
 パズル感覚で言語を解読できる事も、エイレがこのシリーズを好きになった理由である。
 ふと、何か見覚えがあるような気がした。
 一体なんだろうと、もう一度文を見てみたら、「おい、お前」と呼ばれた。反射的に顔をあげて、後悔した。


 呼んだ相手は、英語を使わなかったのだ。


「こっちの言う事が解っているのを確認済みだ、だからとぼけようとしても無駄だぞ。一応確認するが、お前はどっちだ?」
 つまり、敵か味方か。
 話しかけた男はエイレの横でリラックスして座っているように見えたが、片手がうまい具合に組まれた腕の下で隠れていた。いっそ、巧妙的とも言えるくらいに。
 チラッと相手の顔を見てみるが、誰かを彷彿とさせるでもなく彼はリアンダー率いる王女親衛隊の一員ではない事がわかった。
 つまりは、敵。
 しかしエイレは口をつぐんだ。相手は敵だとわかっているが、果たしてどの部分に属しているのかが分からない。しかも、どうやら相手も自分が誰なのか分からないようである。その事実をうまく使えれば、もしかしたら王女の安全は大分保証されるのではと思える。
「立て、一緒について来てもらうぞ」
 確証はないが、相手が銃を持っている可能性がある限り、エイレは男の命令に逆らう事は出来ない。例え相手が自分を王女親衛隊(もしくは王女その人)の誰かが分からなくって、万が一のため危害を加えないようにしても、周りには関係のない人がたくさんいる。無関係の人を傷つけるなど言語道断の隊長だが、果たして相手が同じなのか。
 それに、隊長には『王女を生きて守る』という信念がある。まだ王女を見つけてもいないのに死ねるはずがない。
 ゆっくり立ち上がると、男はすぐさま横に付き「1ブロック先の角で左に曲がれ」と命じた。そして、すぐ横の路地に押し込まれた。
 そこには白いワンボックスタイプのバンがあり、他に男が2人いた。どちらも見覚えがない。
 すると、その内の1人が近づいて来て、エイレは思わず後ずさった。それを逃げようとしているのかと思ったが、案内した男が彼女の腕をねじあげ、動きを封印した。吃驚したのと痛みで反射的に逃げようとして、今度はもう片方の腕も押えられた。そしていきなり顔を持ち上げられ、口元にハンカチが当てられ、次第にエイレは意識を失った。











 そして気がつくと、目隠しをされているうえ、両手足を縛られている状態だったのだ。
 自分が何所にいるのか分からない、それに何時なんだか分らない。またパニックし始める心をなだめ、手がかりつかめる唯一の器官、耳を集中させた。すると、小さくではあるが話し声がした。いや、どっちかというと音を鈍くしたようだ。ドアを挟んだ、一部屋向こうのしゃべり声なのだろうか?
「…ダーでもない……そんな…ようできるのか?」
 スペイン語だ!
 話しを完璧に聞き取れなかったが、今のは確かにスペイン語である。
 すると突然、ガタガタと物が動く音がし、次に金属のぶつかる音、そして錠の外される音。ドアのきしむ音がし、何人かの足音が聞こえる。誰かが部屋に入ってきたのだ、しかも数人。
「この女がそうです」
 相変わらずスペイン語、どうやら相手はエイレがスペイン語を知らないと高をくくっているようだ。なら、そう思わせておこう。
「何も言わないのでいったい誰なのかが分りませんが、高い確率で王女かその親衛隊の者だと思われます」
 しばらく無言。説明を促せられたのか、男は急いで付け加えるように言った。
「携帯ごしに『軍師様』と言っていたので、あのネストルと交信があるのだと考えられます」
 ニーシャと話していた時か!
 しくじった、アレックスとニーシャには転生前の言語を使って話しているのだ。3人とも英語が使えるのだが、自然と出てくるのは昔使いなれた言葉。それが今回の仇になるとは。
 悔しさで縛られている手を握り締めるエイレ。
「なら、こいつはネストル以外、という事だな」と低く、強さを感じられる声がした。その声に怯えたように返事をする他の人達、そしてエイレもまた息を止めてしまった。
 その声には聞き覚えがあった。
 しかし、そんな筈はない。聞き覚えがあるなんてありえないのだ。


 だって、彼女がその声を聞いたのは、リアンダーが隊長だった時なのだ。


「目隠しを取れ」
 声とは他の人がエイレの後ろに回り、シュルシュルと布が外される音がした。すべて外されると、目をつむっていても明るいのだとわかる。徐々に目をあけると、前には男性がいた。





「すまんな、マティアス」リアンダーは苦しげに言った。「この戦いはフェアーじゃなかった」







 金色の目をのぞき、彼は昔の姿のままだった。

 『赤獅子』の対である事から『黒豹』と呼ばれている男。



 マティアス、ここに現れる。




↓あとがき

テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

キーワードを探そう!
可愛い動物が見たいんです♪

ってな訳で、グリムスキーワードの可能性があるエコバッグのお話をしたいと思います!


この前、母の為の新しい鞄を買いに家族そろってショッピングモールへ出かけた時、いい感じのエコバッグを買っちゃいました
環境にやさしいという理由もあっての購入ですが、一番の理由は店で出されるプラスチックの袋がイヤなんです。

仕事帰りに買い物をした時、ちょっと重い物を買っちゃうとあのプラスチックの袋は手に食い込んで痛いじんですよ!


だから、エコバッグをずっと買いたかったのですが、肩を通せるバッグが見つからなくってちょっと悲しかったんですよ。


しかし、今回!

やっと肩の通せる、デザインも可愛い、しかもかなり量の入るエコバッグを見つけて即購入!!



これから重宝します








ちなみに、オーストラリアの友人チェスは『日本のエコバッグの方がいろんなデザインもあるし、小さく折りたためるから効率が良いよね』と褒めてました。

可愛いものが欲しかったら、日本へどうぞ(笑)
(誰に宣伝してんねん)








*ちょこっとお知らせ*
ブログの頭部分の画像に、新しいのを2つ増やしました!!
今のところ、画像の種類は4つあります!あなたは全部見つけられるかな?!
(何の大会やねん)

テーマ:絵日記 - ジャンル:日記

アレクサンダー・フォン・ハーツバーグ-『バル側』登場人物
アレックス-全身像

名前: アレクサンダー・フォン・ハーツバーグ

家族構成: 父親と姉が一人 母は他界

年齢: 24歳

髪色: アッシュ・ブロンド

目の色: 鮮やかな緑

国籍: ドイツ人

身長: 182㎝

性格: 目つきがいつも怒っているような感じはするが、感情は豊か。しかし生真面目な所があり、皆をうんざりさせるがそれをだしにからかわれる事が多い。

特技: ユリウスの名残か第六感が鋭い。


隊長の右腕的存在。最初に記憶を取り戻す。仕事(スタントマン)で日本に来る事となり、その時エイレと出会う。


転生前: ユリウス(男)

テーマ:登場キャラ紹介 - ジャンル:小説・文学

結局…(昨日の続き)
うだジローさんの所ホワイトデーメーカーなる物ができたのを知って、艦長(絵)日記。の長官がエステルさんに何をあげたのか見てみました!


長官からエステルさんへのお返しv

安っ?!



え?!いや、あんだけ悩んどいて結局買ったのはハンカチですか?!
しかも370円って、安っ!!


こういう時は値札をはがそうよ!!



『君の面白いとこにドキドキです』って、こっちがドキドキだよ!




でもまぁ、ハートが4つだからいい……のかなぁ?
ちなみに、エステルさんから長官へのチョコはこちら

テーマ:Σ(´Д` ) - ジャンル:その他

艦内のホワイトデー様子
ホワイトデーでしたね!


○フトでホワイトデー特集があるのですが、男性がいっぱいいて何となく感心しました。学生だけではなく「お父さん」もいっぱいで吃驚!!
(↑偏見だぞ)


さて、艦長(絵)日記。の皆さんの様子でも見てみましょうか?


登場人物: 艦長 長官 失敗君


長官の恋の行方は!


エステルさんにバレンタインのお返しがしたいんだけど、何を買っていいか分からない長官

なぜに説明口調?で、何でしょうか

お菓子とかはダメなの?

甘すぎるものはちょっと遠慮願いたいらしいので…

だったら、このピンクのクマさんはどうでしょう?可愛いですよ!


ぬいぐるみは却下


何でですか!

昔、作者が書いただろう?例えどんなに可愛いぬいぐるみでも、年末の大掃除で埃だらけの状態で見つかるって

作者が誰かと聞く以前に、何とも夢のない言い分ですね!!

(うっさい by EL)

じゃ、ちょっと実用的なケーキ型のタオルは?

使いにくそうです

……長官、文句多すぎ

そっとしておいてください…

そうですよ艦長!長官はエステルさんにあげるプレゼントを気に入ってほしいんですから、選ぶのも慎重になりますよ!

だからそっとしておけと言っただろう(怒)

まぁまぁ……あ、隣にジュエリーがあるよ?

あ、可愛いネックレスですねv

いやいや、むしろその奥のペアリングが良い(ニヤリ)

い、意味深すぎるっ!!









ほら、文句言わないで買う!何気に彼女の指輪のサイズだってわかってるんでしょう?

な、何でそれを!!












上の商品は実際にありました(爆)
もうちょっとよく見たかった気もしましたが、何か男性の聖域(爆)に入り辛かったです(苦笑)

テーマ:ショートショート - ジャンル:小説・文学

吃驚川柳 2000ヒットありがとう!
やったー!(HEROESのように)

なんだかんだやっているうちに、カウンターが2000越えました!(ワーイ

1000ヒットを超えたのが今から1ヵ月半前…その時は3カ月で1000ヒットだったからゆっくりと、しかし確実に読者が増えているという事なのかしら!

読んでくださる皆様、コメントを残してくれる皆様、本当にありがとうございます!!

これからも絵日記を続けていこうという気力になるのですvv





*ブログ拍手お礼*
ポチポチいつもありがとうございます(ペコリ)
最近はほとんど毎日押してくれているので、嬉しさ急上昇のELです!
名前も知らぬあなたに敬意を表して「紫色のロボットの方」と呼びましょう。
(何でロボット?)

テーマ:\(^o^)/ - ジャンル:日記

北海道スキー旅行 その9
楽しんでもらえれば、それで良いんです

友達思いなんです。

決していいように使われているわけではありません!


本当なんですって!!(泣)

テーマ:北海道 - ジャンル:旅行

第十話 『悪い予感』
 悪い予感は、していたんだ……






「デイビッドって言うらしいよ」
 用意されてあったカリカリのベーコンを頬張るアレックスにエイレは言った。
「じゃ、本当に男だったんだ」
「ニーシャの予想通りにね」
 今日もアレックスは朝早く出かけなくてはならないのに、エイレはその前に起きていてご飯を作ってくれていた。うれしい反面、申し訳ないとも思う。
 姿こそ変われど、彼女は自分の上司であることには変わりないのだから、むしろこういう事は自分がすべきではないのかと何度も思うアレックス。しかし同時に、ご飯を作っている時の彼女の表情が、何とも楽しそうで晴れ晴れとしているから止めさせる方が酷ではないかと思う。
 そのような事を何気なく教えてみたら、エイレは「やっぱり勘が良いはね」と納得していた。


 実際のところ、アレックスは自分が特別に勘が良いと思った事はなかった。幼少の頃など、悪い予感がする度に親に言ってみたものの、父は考えすぎだと、馬鹿な事を考えるなと取り合ってくれなかった。それを裏付けるように身内には何も起こらなかったのだから、アレックスも次第に自分の悪い予感は気のせいだと思うようになった。
 ユリウスの記憶が戻ってからは、アレックスは自分の閃きや予感はため込まなくなった。その大きな理由は隊長の存在で、馬鹿にしないで自分の話を聞いてくれるからだ。
 今でも自分に第六感があるとは思えないが、隊長が信じてくれているのならそれに答えようと、アレックスは誓っていた。


「彼、既にアメリカ行きの飛行機に乗っている頃ね」
 トーストを渡しながらエイレは言った。あまりの事に、渡された体制のまま固まってしまうアレックス。
「もう?既に?」
 驚くのも無理がない。例え昔の記憶が戻ってもアレックスにはスタントマンの仕事が、ニーシャにはエキゾチック・ダンサーの仕事があってそれを簡単には放り出して海外に出かけられない。
 デイビットも学生ではないのだから何らか仕事をしているはずだ。それなのに海外への航空券を手に入れ既に飛行機に乗っているとは考えられない。無職ならあり得るかもしれないが、それならお金の問題ができてしまう。
「金持なのか?」
「そういう印象は受けなかったけど…公認会計士だからそれなりに稼いでいるのかな?」
 でもまぁ、と彼女は続けた。
「今日の夕方に飛行場に着くからその時に聞けばいいしね。私は迎えに行くつもりだけど、アレックスはどうする?」
 アレックスのアパートから飛行場まで20分とそんなに時間がかからない。だから、本来ならエイレと一緒に行かなくてもいいのだ、彼女も子供じゃあるまえし。
 でも、アレックスは紳士であるようにと姉に教え込まれた。それにここは大都会のロサンゼルスでもある。隊長であってもエイレは女性であり、一人で夜の大都会を放浪させるのは十分に危険だ。



 それに、何か、嫌な予感がする。



 自分も行くと伝えるとエイレは心なしかほっとしたようだ。
「あ、万が一の為にアレックスの携帯番号も伝えちゃったけど、大丈夫だった?」
「彼はサンディなんだろう?ならその内に番号を交換するんだから、先でも構わない」
 残りのコーヒーを飲みほし、美味しかったと言いアレックスは席を立ちあがった。本当はここで皿を片づける手伝いをするのだが、時間がないのでそのままリュックを持ち玄関へと向かう。
 ドアノブに手をかけた瞬間、また悪い予感がした。しかし、それは先程までのひやっとした感覚ではなく、もっとずしっと腹に来るような感覚。思わず振り向いてエイレの方を見ると、彼女は首をかしげて微笑んでいた。何か言いたげなアレックスの言葉を待っているのだろう。
 この感覚をどう伝えればいいか分からなくて、伝えられる時間もなくて、それに彼女の微笑みを崩したくなかった。それゆえ、彼は「気をつけて」としか言えなかった。
 ちょっと吃驚しながらもエイレは頷き、貴方もねと優しくかえした。







 このやり取りを、アレックスは当分の間悔み続ける事となる。












「やっぱり、ニーシャの言うとおりだった」
『でしょう?さぁ、惜しみなく称えても良いわよ』
 電話の向こうから聞こえるニーシャの声にエイレは笑った。
「はいはい、さすが軍師様です。御見それしました」
『もう、隊長ほどじゃないですよ~』というニーシャは嬉しそうだった。
 買いたい本があったので、エイレは本屋に出かけていた。そしてこれから帰ろうと思った時に、そういえばニーシャに報告してなかったな、と思い出し電話をかけた。
 起きているかが心配だったが、彼女はちゃんと電話に出た。そして、先ほどの会話へとつながる。
『でも、すぐ来られるなんて…どっかの金持ちのボンボンかしら?むかつく!』
 エイレは苦笑するしかない。
「今夜着くから、その時聞いてみるよ。ニーシャは今夜も仕事でしょ?」
『そうなのよ~』と面倒くさそうに彼女は言う『記憶が戻ってきてからどうもしんどさが倍増しちゃったみたい』
 その言葉にはっとさせられる。
 軍師であったニーシャを何時までもエキゾチック・ダンサーにするのは忍びない。学位がなくとも、ニーシャは十分に社会に貢献できる頭脳を持っているのだ。でも、今の自分の力では彼女と彼女の家族をそこから取り出せるすべがない。
『どうしたのエイレ?だまちゃって…』
 ニーシャの気遣う声でエイレは我に帰った。
「ううん、何でもないよ。じゃ、明日もう一度電話するね?」
 そう約束して2人は電話を切った。









 彼女が言った『明日』は、長い間来ることはなかった。











 アパートに帰ったアレックスは少し驚いた。
 鍵がかかってある。
 自分の生真面目さを知ってか、エイレは遅く帰る事になると自ら電話を入れてくれた。それが今回は無く、帰ってみるとアパートはがらんと静まっていた。


 何かあったのだろうか?いや、結構遅いし既に飛行場に向かっているのかもしれない。そうだ、そうに違いない。


 自分にそう言い聞かせ、無理やり納得しようとした。しかし、あの悪い予感が付きまとって離れない。
 アパートを出る時、うまく鍵をかける事が出来なかった。そして、20メートル歩いたところで携帯を忘れている事に気がついた。
 そうだ、携帯がある!
 アレックスは急いで戻り、エイレの携帯番号をかけたが繋がらなかった。ますます悪い予感が強くなる。


 違う、たまたま彼女の携帯の電池が切れているだ……いや、それかなんかの公共交通機関に乗ってて、携帯をわざと切っているんだ。日本にいた時の癖をここでも使わなくて良いのに…


 そんな思考を止めるかのように、アレックスの携帯が鳴り始めた。
 表示された名前も見ずに「隊長?エイレか?!」と出てしまう。
『えと、ごめん…デイビットなんだけど、君がアレクサンダー?』
「あ、ごめん」自分の顔が熱くなるのが分かったアレックス「ちょっと隊長と電話がつながらなくて――」
『え、君もなの?』



 君もなの?



『かれこれ30分ぐらい電話をかけているんだけど、全く出ないんだよね。もしかして、何かあったの?』









 悪い予感は、してたんだ……ずっと……




↓あとがき

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北海道スキー旅行 その8
何でこんなところに?!

パソコンの調子も戻った事だし、北海道旅行の続きといきましょうか!


スキー場の近くにあるホテルで、キッズエリアがあり、そこには何とペンギンを始めとした動物を触れる事ができるらしい!(時間の都合上寄る事はなかったですが、遠目から眺める事はしました)(笑)

そしてそこにいる豚ちゃんを時々連れ出しては、散歩させていたのだ!


ブヒブヒ文句を言っているようで可愛かったですvv

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昨日の続き~♪
ジャンジャンジャジャジャン、ジャジャジャジャン♪
(ギター?)

最後は結局覚悟をきめて♪


コンピューターをリセット!!


再インストールすましてみりゃ♪

ネットのつなぎが良くなった!♪


なんだよう…やっぱりアレか、ウイルスのせいか?
(セリフ)


それじゃあ皆!
今回も最後に一発言ってみよーぜ!!




チックショー!!





*追記のお礼*
心配してくださった皆様、ありがとうございます(ペコリ)
パソコンを再インストールして直ったという訳は、きっとあのウイルスが退治されていなかった、もしくはウイルスを消したついでに余計なものまで消してしまった可能性があったのでしょう(泣)
コメントに返事が遅れてしまいましたが、ポチポチ書いてゆきます。

本当にありがとうございます!

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壊れてる~♪
なんか知らないが~♪


去年の暮れに買い替えた~♪


新しいデスクトップパソコンの~♪


インターネット接続が不調なの~♪


色々試してみた結果~♪


問題はパソコンの中だった~♪




チックショー!!!

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増えちゃったぁ~よ
んきゃあ?!

ええ、ウェブ管理(2つ)の他にもう一つ仕事が増えました。

とにかくこれからもっと忙しくなりそうです(汗)

まぁ、頑張らせていただきますけどね!




10:20頃 1コマ絵更新
絵は出来てたんですけど、なんかパソコンの接続が悪かったのでアップできませんでした。どうしてだろう…?

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北海道スキー旅行 その7

北海道 ニセコひらふ うまい物シリーズ その2
ジン、ジン、ジンギスカーン♪


とにかく量が半端なかったです。

ラムとマトンの焼き肉『ジンギスカン』。
質が悪いとお肉がちょっと硬かったりするのですが、ものごっつう柔らかかったです(幸)

1人前セットは2000円程度で、ビールは中と大があった。中がジョッキ大はガラスの花瓶(爆)

今回も7人で食べに行って、ビール(大)のお代わりやご飯を入れて、今回も驚きの18000円以下!!




ぼったくりの反対を意味する言葉があったら使いたいっ!








*追記のブログ拍手お礼*
あちこちで拍手をたくさん押してくださり、とても嬉しいです!
特にオリキャラあたりに拍手をくれた皆様、「これからも頑張って描くぞー!」という意欲になったのでとてもありがたいです

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北海道スキー旅行 その6
ビバ、経済大国、日本!

北海道だけに限らず、冬の朝は寒い!

その寒い中トイレに行った時、便座が温かかったらなんか幸せになりますよね?(え、ならない?!)

オーストラリアの一般家庭には温かい便座なんて普通ありませんし、チェスは帰ったら購入したいと絶賛でした!


日本の温かい便座はありがたい物だったんですね~♪
(そうかぁ?)

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第九話 『傾向の仮説』
 ニーシャの起床時間はいつも昼過ぎである。夜の仕事についてからというもの、それが当たり前の事となっていた。当たり前ではあるが、その状態に納得しているかというと、答えはノー。
 太陽の光を浴びるのが少なくなると、彼女の生態リズムが狂ってしまい体調が悪くなるのだ。仕事に慣れていなかった頃は、起きると共に嘔吐を繰り返していた。だから、例え寝る時間が減ってもニーシャはちゃんと太陽を見られるようにしているのだ。
 スプリング式のベッドから身を起こし、ニーシャはナイトテーブルに飾ってある家族の写真に「おはよう」と挨拶をした。


 ニーシャは家族が好きだった。
 ネストルには家族と呼べるものがなかった。身を落ち着かせ、妻を娶る事も彼はしようとしなかった。それにはちゃんとした理由などなく、自由気侭で翻弄癖のある自分が相手を思いやれる自身がなかったのだ。
 ニーシャとなった今では、ネストルのその考えはあまりにも馬鹿げているのだと理解した。彼はただ単に怖かったのだ、家族というしがらみに。
 でも、同時にあこがれていた。
 母の記憶を愛しそうに話すリアンダーの姿に心を動かされたといってもいいだろう。知らない物を恐れる、人間の本能に埋め込まれている感情で、ニーシャは苦笑した。


 カウンターに置いてある携帯を見たらメッセージが届いていた。知り合いでメッセージを送るような仲の人が思いつかなく、少し警戒して開いた。
 何とエイレだった。
 かぶりつく様にメッセージを読んでみると、そこにはブランチのお誘いがあった。アレックスが突然の仕事で出かけしまった為、空き時間が出来たのだと書いてあった。一気に嬉しくなり、待ち合わせ場所を決める為、嬉々としてエイレに電話をかけた。









「サンディって覚えている?」

 オープンカフェでサンドイッチを堪能し、カプチーノを追加で頼んだ後にニーシャが突然聞いてきた。
「覚えているけど…なんで?」
「ちょっとした仮説があるの」
 椅子に座り直してからニーシャは身を乗り出して説明した。
「サンディは多分、男になっていて背が高くなっていると思うの」
 ニーシャの言う事を一瞬理解出来ずに瞬きを何度かしたが、ようやく彼女は『サンディの今の姿』の話をしている事に気がついた。気がついて、何でそんな事が予想できるのか驚いた。
「パターンがあるのよ」とニーシャは軽く言う「ユリウスはとにかく隊長であるリアンダーの役に立ちたかった、リアンダーに頼られる存在でありたかった。つまり、当時よりも大人でありたかったと考えられるわ」
 なるほど、それがアレックスなのだとエイレは納得した。
「私の場合、あまりにも長い間男だったせいで違いを欲していた」
「それと、家族が欲しかった」
 エイレが付け加えると、ニーシャは恥ずかしそうに微笑んだ。
「そして、リアンダーはマザコンだった」
「マっ?!」
 みなを言う前に、エイレは何とか自分を抑えた。自分が、今も昔も、マザーコンプレックスを持っているとも思ってもいなかったので、怒りよりもショックの方が大きかった。
「母が偉大だったのは当たりでしょ?いつも女性は強いな、女性はすごいなって褒めていたのを覚えているんだから」
 顔から火を噴きそうだとエイレは思った。しかし、ニーシャの言う事はもっともなのだ。
 女ひとつでリアンダーを育てた母は、どんな逆行にも挫けず、息子を守り愛し続けた。その姿が誇らしかったのは確かなのだ。でも、母だけが彼に影響を与えていた訳ではない。もう1人、華奢な体に強い意志を秘めていた女性を知っていたのだ。
 それが、ダーシャ王女。
 守るべき筈の人に守られていた気がいつもしていた。リアンダーはダーシャの笑顔を守ろうとしていたが、彼女が実際に笑ってくれると自分が救われていた様な気がしていた。その不思議な力を、リアンダーは憧れていた。
 エイレが納得していると、だからね、とニーシャは続けた。
「サンディは自分の性別と身長に劣等感を感じていたから、こっちではその反対である背の高い男性になっていると思うのよ」
「なるほど」
 納得していると頼んでおいたカプチーノがテーブルに置かれた。



 サンディは背が低く、もしかしたらニーシャよりも低かったかもしれない、童顔のせいで幼く見られていた。王女親衛隊に入れたのはネストルに見込まれての事だった。
 リアンダーが自分の跡継ぎにユリウスを構えていたのと同じで、ネストルはサンディを構えていたのだ。
 頭が良いと言うよりも、記憶力が抜群に良かったのだ。読んだものは全て覚え、それをいつでも引き出せるのに隊全体が舌を巻いた。もう少しで王国図書館の書物を制覇すると言っていたのを覚えてもいる。
 でも、戦闘能力の方はからっきしで、彼女がもしネストルに見込まれていなかったら、才能は発揮されぬまま戦場で命を落としていた可能性が高かった。



 ふと、他の2人はどうなのか、エイレは聞いてみた。
 ここで初めて迷うニーシャ。
「姫様もあの子は、私よりも隊長が知っているんじゃない?」と質問を質問で返されてしまった。
 エイレはそれに答えられぬまま、カプチーノを飲み終え、そのままブランチはお開きになった。









 夜、日課となっているホームページのメールチェックをしていると1つ気になったものがあった。

 件名は英語で『お久しぶりです、赤獅子隊長』と書いてあった。

 王女親衛隊の名前は記してあったが、リアンダーの二つ名はわざと書かなかったものの1つだった。こうすれば本物と偽者を見分けられると考えたからだ。
 興奮した自分を抑えながら、エイレはメールを読んだ。







件名:お久しぶりです、赤獅子隊長

本当にリアンダー隊長なのか、少し信じられない気持ちですが、知りたくてメールをしました。
あ、スミマセン私は元サンディです。ほら、あのメガネをかけた本の虫ですよ。まぁ、今となってはその面影がまったくないのですが(笑)
ところで、私は今オーストラリアに住んでいるのですが――





↓あとがき

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取扱説明書メーカー
面白いメーカーがありました。
ELでやったところ、とんでもない項目が出たので紹介します!

*注・ツッコミは全て()内に書きました。*




ELさんの取扱説明書


ELさんをご使用する際には以下のことに気を付けて下さい。


* ごくまれに、数秒間ほど反応がなくなることがありますが、仕様です。(まぁ、考えてるので…)

* ごくまれに、電波の影響を受け誤動作することがありますが、仕様です。(電波が、電波様が呼んでるの!!

* お手入れの際、必ずアルコールの使用量をお守り下さい。動作がおかしくなる原因になります。(使い過ぎると機能停止します)(つまりは寝ちゃいます)

* 季節によって、色合いが変わることがありますが、仕様です。(ELは決してカメレオンの一種じゃありません、ただのLEDライトです)

* 衝撃を与えないで下さい。誤動作の原因となります。(殴ったな、親父にも殴られた事ないのにー!





また、ELさんを以下の場所でご使用にならないよう気を付けて下さい。


* 自宅(え?)

* 屋外(え、えええええええ?!

私は何処でご使用になれるのですか?





ELさんが故障かな?と思われる場合は以下のことを試してみて下さい。


* しばらく放置してみて下さい。(放置プレイ?望むところよ





それでもELさんが正常に動作しない場合は。


* その場に放置して逃げて下さい。(ああっ、これが究極の放置プレイっvvもっと、もっと私をいたぶってー!!






なんか目覚めちゃいました。


責任とって下さい。(えええ?)





取扱説明書メーカーはこちらです♪

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